ゴミ屋敷を片付けたい人必見!コツを知って片付け上手になろう!

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家の中を片付けなきゃいけないけれど、後回しにしてしまうことってありますよね。そのまま放置しておくと、物をため込みすぎて、手がつけられないほど不要な物があふれたゴミ屋敷になってしまうかもしれません。今回は、片付けの手順をはじめ、片付けのやる気をアップさせるコツ・収納のコツなどを紹介します。

すぐに散らかってしまう…まずは根本的な原因を知っておこう

すぐに散らかってしまう…まずは根本的な原因を知っておこう

原因その1 片付けが苦手

片付けに苦手意識を持っていると、「どこから始めたらいいのか、どうやって片付けたらいいのか分からない」と思ってしまうこともあるでしょう。結果、掃除することがどうしても億劫に感じるようになってしまい、片付けができずに部屋が散らかり放題に…。しかし、片付けや掃除が苦手な人は多く、苦手意識のレベルは個人によって差がありますので、それほど気にしなくても良いかもしれません。

原因その2 掃除をする暇がないほど忙しい

片付けは、毎日必要である食事や睡眠などと比較して、ある程度放置しておいても大丈夫な家事のため、忙しいとどうしても後回しにしてしまいがちです。毎日仕事に追われ、自宅に帰ってくる頃には体力も気力もゼロでへとへと…帰宅してから食事、入浴、明日の準備などをこなしていると、あっという間に時間が過ぎ、片付ける時間の確保が難しいこともあります。

しかし、ずっと掃除しないままだと、ゴミやホコリが溜まって部屋の中が不衛生な状態になり、いずれはゴミ屋敷に…という可能性も十分にあり得ます。余裕のある人は、休日などを利用して一気に掃除を終わらせてしまうのも良いでしょう。

原因その3 なかなか捨てられない

物を捨てることに対して不安を感じたり、捨てるともったいないと感じてしまったり、漠然とした不安を抱えていることが原因で「片付けができない」と感じている人も多いようです。実は、なかなか物を捨てられなくなってしまう…といった原因には、『強迫性障害』という精神的な病が関係していることもあります。このような場合は、正しい治療を受けることで「片付けられない」が改善するかもしれません。

原因その4 何でもため込んでしまう

「いずれ何かに使えるかもしれない」「取っておけば役に立つかも」という気持ちから、明らかなゴミでも保管しておきたいと思えてしまい、結果的に家の中がゴミだらけ…知らない間にゴミ屋敷に!といったことも考えられます。強迫性障害に悩む人の中には「何かに囲まれていると安心できる」という気持ちを持つ人もいますが、不安な気持ちをきっかけとして、一気にゴミ屋敷へと変貌を遂げる可能性もあるのです。

ゴミ屋敷・汚部屋にしないために…片付け方のキホンを知ろう

ゴミ屋敷・汚部屋にしないために…片付け方のキホンを知ろう

上手に片付けができるようになる、片付け方のキホンの手順を見ていきましょう。手順を意識して進めることで、効率よく片付けを進められます。

まずは収納してある物を全て外に出す

片付けようと思い立ったとき、『その場所に何が・どれだけの量がしまってあるかを把握する』ことから始めると良いでしょう。収納している物を一度全て外に出し床に並べることで、物の内容や量が一目で分かるのでおすすめです。

いる物・いらない物・保留(判断に迷う物)に分ける

しまってあった物を全て出したら、今度は「いる物」「いらない物」「保留(判断に迷う物)」に分別していきます。それぞれの項目ごとに大きめの段ボールを用意し(ビニールシートを敷いてエリアごとで区切ってもOK)、片端から仕分けしていくだけです。コツは即座に判断することです。5秒間考えても迷うときは「保留」のほうに入れておきましょう。

とりあえず「いる物」から手をつける

仕分けした「いる物」は、そのときのあなたが必要と感じている物ですので、捨てずにとっておきます。そのため、「いる物」に仕分けされた物の分だけは、先に収納スペースを確保しておくようにしましょう。

判断に迷う物はいったんまとめて置いておき、不要なものは処分

次にやることは、「保留」にしていたものを段ボールなどにまとめ、目につきやすいところに置くことです。判断に迷うからこその「保留」行きであり、すぐに必要・不要と仕分けることが難しいと思いますので、3ヵ月という長いスパンで気長に分別していきましょう。

3ヵ月の間に箱の中に入れた物を取り出して使う機会があれば、それはあなたにとって「必要な物」なので、収納スペースを作ってしまうようにします。反対に、全く使わなかった場合は不要である可能性が高いので潔く処分しましょう。あとは同じことの繰り返しです。

上手に片付けるコツはある?片付けに取り掛かるためのコツとは?

上手に片付けるコツはある?片付けに取り掛かるためのコツとは?

片付けの進め方は分かっても、片付けが面倒と感じてしまうかもしれません。「片付けよう」というモチベーションを維持するためにも、やる気がわいてくるようなコツを知っておくといいでしょう。

キレイになった部屋を想像してみる!

片付けには直接無関係と思うかもしれませんが、達成後の姿をイメージしてやる気を出すことが結構大切だったりします。イメージするのは、「寝転んで漫画を読みたい」「部屋でゆっくりコーヒーを飲みたい」などでも、十分やる気の元になりますよ。

音楽をかけて気分を良くする

気分がのらないときは音楽をかけてテンションを上げてから片付けに挑むと行動に移しやすいでしょう。YouTubeなどで「作業用BGM」と検索すると、お気に入りの音楽が見つかるかもしれません。

掃除するのは1日1カ所まで、と区切りをつける

『1日1カ所まで』『今日は服だけを整理』『1日〇㎡の範囲まで』など、自分なりに適度なところで区切って掃除するのがコツです。せっかくわいたやる気がなくなったり疲れてしまったりして、振り出しに戻ってしまうことも考えられます。やる気が出てきて「さぁやるぞ!」と張り切るのも良いですが、あまり根を詰めすぎないようにしましょう。

とにかくスタートしてみる

実は人間の脳は、『やり始めるとやる気が出る』という何とも複雑な構造になっているそうです。何もしないよりかは手を動かしたほうがやる気が出ますし、足元のゴミを拾ってゴミ箱に捨てるといった簡単なことでも、小さな達成感が生まれます。

一緒に片付けをしてくれる人を探す

一人暮らしなどの場合、「自分ひとりではサボってしまいそう…」と悩んでいるときは、一緒に片付けをしてくれる家族や友人を探すのも良い方法です。会話しながら作業をすると片付けが進みやすい場合もあり、片付けが止まってしまったときもフォローしあうことができます。もし友人や家族が頼れない状況にある場合は、掃除のプロであるハウスクリーニング業者や、同様のサービスを展開している引っ越し業者などに依頼するのもおすすめです。1つの方法として候補に入れてもいいでしょう。

上手な収納方法を伝授!収納しやすい空間づくりでゴミ屋敷にさよなら

上手な収納方法を伝授!収納しやすい空間づくりでゴミ屋敷にさよなら

片付けをスムーズにするためには、収納しやすい空間づくりもできるといいでしょう。収納スペースが有効活用できる、物を上手に収納する方法やスッキリ片付く方法を紹介します。

物をグループに分けて収納

最初にやるべきは、収納したい物をグループ分けすることです。ある程度大まかに分けてから、小分類に分けます。例えば、大分類が『文房具』の場合、小分類は『ペン・鉛筆』や『消しゴム』などのようにしましょう。種類ごとや目的ごとに分けることで、収納しやすく出し入れしやすい配置となるのです。

物の定位置を決める&元の場所に戻す

アイテムを置く場所を作り、使ったあとは必ずその定位置に戻すように習慣化すると良いでしょう。

スマホやリモコン、ティッシュなどは、手に触れる回数が多いことやその場から持ち運んでしまうことが多く、あちこちに散らばり、使い終わったあとそのままその場に置いてしまうこともよくあるケースです。定位置に置いてあれば、どこにあるか探すこともなくなるため、探す回数が減るメリットもあります。

手紙は玄関でいる・いらないを判別する

紙類はかさばるため、積もりに積もると結構な量になります。おすすめしたいのが、玄関先で必要か・必要でないか瞬時に判別することです。玄関にゴミ箱を置いておきその場で不要なチラシを捨てると、必要な郵便物や書類だけを家の中に持ち込めます。必要と振り分けた手紙に関しては専用のボックスやファイルを作り、期限ごとにファイリングするなどして管理すると、処理し忘れがありません。

フタつきの収納ボックスはやめる

収納ボックスによくあるフタつきタイプのボックスは、ホコリを被る心配がないため、長期間保管しておきたいときは便利です。しかし、使用頻度の高い物はフタなしのボックスがおすすめです。フタがあると中身が見えないため、期日が過ぎた手紙も入れたまま放置して溜めてしまいやすくなります。フタなしのボックスを利用することで中身が見えて、期日が過ぎたものが捨てやすくなるでしょう。

「とりあえずボックス」を作る

基本はすぐに片付けることが収納上手への近道ですが、どうしてもすぐに片付けられないときは物の仮置き場=『とりあえずボックス』作っておくのがおすすめです。とりあえずボックスに入れることで、「片付けなきゃ…!」というプレッシャーから解放され、一時的に気分がラクになります。ただし、いつまでも片付かないままの状態を防ぐためにも、必ず片付ける期間を予め決めておくようにしましょう。

まとめ

片付けを面倒と感じる人は少なくありません。しかし、片付けが面倒と感じるそもそもの原因があることを知った上で、片付け方のコツを覚えておけば、苦手意識のハードルの高さを下げることは可能です。あなたもスッキリとキレイになった部屋を手に入れてみませんか?